“輸入車の維持費は高い”と言うイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。実際の所どうなのか?やはり「維持費は高い」と言わざるを得ません。
1.については、まず車両価格が高いことが挙げられます。日本に輸出する輸入車には、本国にあるような下級グレードをラインアップから外したり、関税の問題があったり、販売台数が少ないから、などの様々な理由から、車両価格が高くなっています。
2.については、車両価格が高い車には工賃も高く、と言った昔からの慣例もあるでしょうし、輸入車は特殊な構造だったり、国産車では使わないような特殊な工具が必要だったりで、工賃が高めとなってしまいます。
3.は、上記のパーツ代と工賃が組み合わされるので、必然的に高くなってしまいます。
4.は、主に正規ディーラーで見られますが、輸入車といっても保険や税金は国産車と同じですが、やはり車検の基本料金や、整備代、パーツ代で掛かってしまいます。
5.については、最近の新車で購入した輸入車に関して言えば、大分故障は少なくなったようです。日本車に対抗して品質を上げようと、各メーカーも対策しているようです。新車から3年間メンテナンスフリーなんて車両も多いです。ただ日本の環境に合った仕様に変更しているとは言え、日本の高温多湿の環境はやはり車に厳しく、古い輸入車やメンテナンスを怠ってきている車両では、故障が多いと言えるでしょう。
6.は、欧州車ではほとんどがハイオク指定になっています。アメリカ車ではレギュラー仕様の車も多いです。燃費は、やはり同クラスの国産車と比べると輸入車は悪いようですね。ただ、スペック上の数字では差は大きいですが、実燃費ではそこまでの差はないようです。
フルモデルチェンジやビッグマイナーチェンジ直後のモデルでは、初期不良と言うか、マイナートラブルが出る車両も中にはありますが、正規ディーラーで新車で購入して、最初の車検までの3年間なら、故障にびくびくすることなく乗れるのではないでしょうか。 |